法律の条文で括弧が大量に出てきても、簡単に読みこなせる条文集を知っていますか?普通の条文集しか使っていないせいで時間を無駄にしていませんか?
税法条文は読みづらい
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税法・経済法などの法律条文では、細かい条件を表現する必要があるため、どうしても括弧が何重にも入り組んでしまいます。
このような税法条文を読む場合には、
- まずは括弧の内側を無視して読んで
- その後に順々に括弧の中を読んでいく
というふうに「大まかなところ」から「細かいところ」へと読んでいきます。
ただ、経済法や税法などの法律条文の場合、括弧があまりに多すぎて、ぱっと見て条文の構造がわからなくなってしまいます。括弧の対応関係がわからないため「括弧の内側」といっても、どの括弧の間を読み飛ばせばいいかが、ぱっと見てもわからないのです。
そのため、括弧の対応関係がわかるように条文集に一生懸命書込みをした上で読み込んでいる方も多いのではないでしょうか?
括弧の対応関係が一目でわかる条文集
でも、その作業自体は何の価値も産みません。そんなことをしている暇があったら、条文自体の構造の把握はさっさとすませて、条文の意味を理解する作業に費やした方がよっぽどいいですよね?
例えば、下の条文を見てみてください。
| 法人税法施行令第百五十五条の七 (益金に算入される配当等の元本たる株式等) | |
| 通常の条文集 |
十二の六 事後設立法人 事後設立(商法(明治三十二年法律第四十八号)第二百四十六条第一項 (事後設立)(保険業法(平成七年法律第百五号)第四十一条及び第四十九条(商法 等の準用)において準用する場合を含む。)に規定する契約又は有限会社法 (昭和十三年法律第七十四号)第四十条第三項(事後設立)に規定する契約に基づき行われる資産又は負債の移転をいう。次号及び第十二号の十五において同じ。)によりその有する資産の移転を行い、又はこれと併せてその有する負債の移転を行つた法人をいう。 |
| カラー六法 |
十二の六 事後設立法人 事後設立(商法(明治三十二年法律第四十八号)第二百四十六条第一項(事後設立)(保険業法(平成七年法律第百五号)第四十一条及び第四十九条 (商法等の準用)において準用する場合を含む。)に規定する契約又は有限会社法(昭和十三年法律第七十四号)第四十条第三項 (事後設立)に規定する契約に基づき行われる資産又は負債の移転をいう。次号及び第十二号の十五において同じ。)によりその有する資産の移転を行い、又はこれと併せてその有する負債の移転を行つた法人をいう。 |
カラー六法を使えば、括弧の対応関係が一目瞭然となります。そのため、簡単に、括弧の内側を無視して読み進めていくことができます。
実際に括弧の内側を読み飛ばす
それでは、実際に読んでいきましょう。まずは、括弧の内側(黒色以外の部分)を全て無視して読んでいき、除々に内側を読んでいきます。
| 読み方 | 条文 |
|---|---|
| 黒色だけ読むと | 十二の六 事後設立法人 事後設立によりその有する資産の移転を行い、又はこれと併せてその有する負債の移転を行つた法人をいう。 |
| 黒、赤色だけ読むと | 十二の六 事後設立法人 事後設立(商法第二百四十六条第一項に規定する契約又は有限会社法第四十条第三項に規定する契約に基づき行われる資産又は負債の移転をいう。次号及び第十二号の十五において同じ。)によりその有する資産の移転を行い、又はこれと併せてその有する負債の移転を行つた法人をいう。 |
| 黒、赤、黄色だけ読むと | 十二の六 事後設立法人 事後設立(商法(明治三十二年法律第四十八号)第二百四十六条第一項(事後設立)(保険業法第四十一条及び第四十九条において準用する場合を含む。)に規定する契約又は有限会社法(昭和十三年法律第七十四号)第四十条第三項(事後設立)に規定する契約に基づき行われる資産又は負債の移転をいう。次号及び第十二号の十五において同じ。)によりその有する資産の移転を行い、又はこれと併せてその有する負債の移転を行つた法人をいう。 |
| 全部読むと | 十二の六 事後設立法人 事後設立(商法(明治三十二年法律第四十八号)第二百四十六条第一項(事後設立)(保険業法(平成七年法律第百五号)第四十一条及び第四十九条 (商法等の準用)において準用する場合を含む。)に規定する契約又は有限会社法(昭和十三年法律第七十四号)第四十条第三項 (事後設立)に規定する契約に基づき行われる資産又は負債の移転をいう。次号及び第十二号の十五において同じ。)によりその有する資産の移転を行い、又はこれと併せてその有する負債の移転を行つた法人をいう。 |
括弧の関係が一目瞭然で、簡単に括弧の内側を無視して読み進めていくことができますよね?これで、今まで条文の構造を解析に使っていた時間を、条文の意味を理解するのに時間を割くことができます。
もし、普通の条文の括弧に対応関係を示すようなマークを打っていくことを考えましょう。どれくらい時間がかかると思いますか?括弧の対応関係を見ながらの作業になるので、一組の括弧で5秒くらいはかかりそうですよね?上にあげた条文だけで、括弧、カギ括弧は8組もでてきていますので、これだけで40秒です。さらに条文数は膨大ですから、どれくらいの時間が節約できるかは、想像もできません。
例えば、法人税では200条から300条程度の条文があるでしょう。そして、その中に、平均3項程度はあるとすると、40秒×200×3=240,000秒≒66時間の節約にもなります。
税理士受験生の方、会計事務所にお勤めの方など、税法条文、経済法の条文に触れる機会が多い方は、きっとぜひ、ご活用ください。
カラー六法の入手について
最新版は、Vectorで、データを公開しています。Vectorでは、一旦、試用版(無料)をダウンロードして頂き、気に入った場合に正式版を入手する、という形態になっていますので、気軽にダウンロードしてください。なお、他の税目についても、順次公開してきます。
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