国家権力の行使方法を定める
スポンサード リンク
法律を定める目的のひとつとして、国家権力の行使方法をあらかじめ定めておく、という目的があります。
法律と道徳
いつの世の中でも、道徳的に許されない行為というのはあります。もちろん、時代によって、何が許されない行為かは変わることもありますが、その時代毎に、許されない行為というのは確実に存在します。
例えば、殺人、脅迫などはいつの世の中でも、道徳的に許されない行為であることは言うまでもありません。
このような行為をした者にある種の制裁を加えたり、そもそも、そのような行為を抑止するために法律を活用することができます。
国家権力による制裁
現代においては、道徳的に許されない行為を法律で犯罪行為として定めています。そして、犯罪行為を犯した者については、刑罰を科すことによって制裁を加えます。
また、このように刑罰を科す、ということをあらかじめ周知徹底しておくことで、犯罪行為を抑制する効果も出てきます。
もちろん、法律によって、道徳的に許されない行為と犯罪行為とは一致しません。でも、少なくとも、道徳的に許されない行為の一部を法律によって犯罪行為として、あらかじめ定めておくことで、安心して生活できる環境が整うのです。
国家権力による制裁は状況によっては必要なものです。ただし、国家権力による制裁は、国民の権利を剥奪することにつながるので、無秩序に行われてはなりません。そこで、法律で、犯罪行為を明確に定めることが求められています。
その結果、国民は、どのような行為を行うと国家権力が発動され、制裁を受けるかをあらかじめ知ることができます。